ラオスの主要都市~各都市における魅力を一挙ご紹介~

ラオスは東南アジアの美しい国であり、その中でいくつかの魅力的な主要都市が存在します。
ラオスの主要都市は、古代の歴史と豊かな文化を持ち、自然の美しさとアドベンチャーの機会が豊富です。以下では、ラオスの主要都市の魅力を詳しく紹介していきます。

Table of Contents

1.ヴィエンチャン (Vientiane):歴史と現代が交差する首都

ラオスは仏教国であり、多民族国家でもあります。そのため、様々なお祭りや文化があります。ラオスのお祭りは、人々が結合し、幸福を共有する時間と考えられています。
また、ラオスの伝統的な衣装や食べ物は、その土地の特色や歴史を反映しています。ラオスは魅力的な国ですが、旅行に行く前には治安情報を確認することが大切です。治安情報を確認することで、危険な地域犯罪テロのリスクを回避したり、緊急時に対処したりすることができます。では、どのようにして治安情報を確認するのでしょうか?

一つの方法は、日本政府外務省の海外安全ホームページを見ることです。
(https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_020.html#ad-image-0)
このホームページでは、各国・地域ごとに危険情報や渡航情報が掲載されています。危険情報は、テロや紛争などの重大な事態が発生した場合に発表されるもので、レベル1からレベル4までの4段階で注意喚起されます。
渡航情報は、一般犯罪や自然災害などの日常的なリスクに関する情報で、レベル1からレベル3までの3段階で注意喚起されます。

ラオスに関しては、2023年7月現在、中部サイソンブン県とその隣接地域にレベル2(不要不急の渡航は止めてください)が設定されています。それ以外の地域はレベル1(十分注意してください)にとどまっています。
サイソンブン県では反政府勢力の活動や銃撃事件が発生しているため、この地域への渡航は控えることが推奨されています。首都ビエンチャン市内では拳銃やナイフを用いた強盗事件が増加傾向にあることや薬物犯罪が厳重に取り締まられていることも記載されています。

もう一つの方法は、アメリカ国務省領事局のTravel.State.Govを見ることです。このホームページでは、各国ごとにTravel Advisory(渡航警告)が掲載されています。

Travel Advisoryはレベル1からレベル4までの4段階で注意喚起されます。ラオスに関しては、2023年7月現在、中部サイソンブン県にレベル3(渡航の必要性を再検討してください)が設定されています。それ以外の地域はレベル1(通常通り注意してください)に設定されています。サイソンブン県では社会不安や反政府武装勢力の活動が観察されるため、この地域への渡航は考え直すことが推奨されています。また、ミャンマーとの国境付近や不発弾が残っている地域にも注意喚起が出されています。

ラオスは基本的に安全な国ですが、旅行に行く前には治安情報を確認することが大切です。治安情報を確認することで、危険な地域や犯罪やテロのリスクを回避したり、緊急時に対処したりすることができます。
日本政府外務省の海外安全ホームページやアメリカ国務省領事局のTravel.State.Govなどの信頼できる情報源を利用して、最新の情報を入手しましょう。
ラオスは魅力的な国ですが、安全第一で楽しんでください。

1.1古都の名残を感じるヴィエンチャン

古都の名残を感じるヴィエンチャン:ヴィエンチャンはラオスの首都であり、古代の歴史と現代の都市が交差する魅力的な場所です。

ヴィエンチャンはラオスの首都で、「世界一何もない首都」とも言われる、のんびりとした雰囲気が魅力の小さな街です。しかし、この街には古代から近代までのラオスの歴史と文化が息づいています。ヴィエンチャンは13世紀にラーンサーン王国の首都として建設されましたが、18世紀にシャム(現タイ)によって破壊されました。その後、フランスの植民地支配を経て、1954年にラオス王国の首都となりました。1975年にラオス人民民主共和国が成立し、現在に至ります。

ヴィエンチャンでは、仏教やヒンドゥー教の影響を受けた美しい寺院や塔、フランス統治時代の建築物や記念碑、メコン川沿いの風景や市場など、様々な観光スポットが楽しめます。また、ラオス料理やコーヒー、ビールなども味わうことができます。ヴィエンチャンはラオスの文化や生活を知るのに最適な街です。

1.2ラオスの宗教と文化を体験できる寺院

【 ワットサイムアン寺院】
ワットサイムアン寺院はヴィエンチャンで最も有名な寺院の1つですが、パトゥーシー寺院の一部ではありません。パトゥーシー寺院は、ワットサイムアン寺院の近くにある別の寺院で、ラオス最大の仏塔であるフーゲンパガンを含んでいます。ワットサイムアン寺院内には美しい仏像や彫刻があり、ラオスの仏教文化に触れることができます。また、夕方になると多くの信者が集まり、美しい夕日をバックにした祈りや瞑想を行う姿が見られます。

【フーゲンパガン(パトゥーシー寺院)】
 フーゲンパガンはヴィエンチャンの歴史的な仏塔であり、パトゥーシー寺院の中にあります。仏塔は高台に位置し、市街地を一望できる素晴らしい景色が楽しめます。フーゲンパガンはラオスの最高指導者であるパトゥーシー大師の名前に由来しているというのは、一説です。別の説では、パトゥーシーとはサンスクリット語で「勝利」を意味する「プラバティ」から来ていると言われています。

【 パトゥーシー寺院(パートーシー寺院)】
パトゥーシー寺院はヴィエンチャンのシンボル的存在であり、ラオスの最も重要な寺院の1つです。美しい仏塔や彫刻、仏像が豊富に飾られ、仏教の聖地として多くの信者や観光客が訪れます。特に朝の時間帯には地元の人々が集まり、施し物を捧げる様子を見ることができます。

2ルアンパバーン(Luang Prabang):世界遺産の美しい街並み

2.1美しい世界遺産の街、ルアンパバーン

ルアンパバーンは、ラオス北部に位置し、美しい自然と歴史的な遺産が共存する素晴らしい街です。
この小さな都市は、世界遺産に登録されており、その美しさは訪れる人々を魅了しています。ルアンパバーンは、その壮大な寺院、風光明媚な自然、そして温かい人々との触れ合いが楽しめる場所として、多くの旅行者にとっての夢の目的地となっています。

街を歩けば、幻想的な仏教寺院が立ち並び、静かな川岸に立つワット・シーン寺院ワット・シー・ブアン・カン寺院は、その美しさで心を奪います。また、街全体が歴史的な建造物やフレンチコロニアル様式の建築物で彩られ、歴史の深さを感じさせてくれます。

ルアンパバーンはまた、自然愛好家にも魅力的です。ナムカン川やメコン川の流域に位置し、近くには美しい滝や洞窟が点在しています。
大自然を楽しむトレッキングやカヤック、エレファントトレッキングなどのアクティビティも楽しむことができます。

この素晴らしい街には、ラオス文化に触れる機会も豊富にあります。伝統的なラオス料理を味わいながら、地元の市場での買い物や、ラオスの手工芸品を手に入れることもできます。そして、街を歩く人々と触れ合い、その優しさと温かさを実感できるでしょう。

2.2ラオスの歴史的背景と文化的特徴

ルアンパバーンはラオスの歴史的背景が豊かであり、古都としての面影を色濃く残しています。街並みには伝統的なラオスの家屋が点在し、その美しさには心を奪われるでしょう。

ラオスの歴史は古代にさかのぼり、モン・クメール系の部族が最初にこの地に住み着きました。その後、チャンパーサック王国やクメール帝国の支配を受けました。

19世紀にはタイ王国やベトナムに支配され、20世紀にはフランスの植民地となりました。1954年にフランスから独立し、現在の国名が確立されました。

ラオスの文化は仏教と密接に結びついており、美しい仏教寺院が多く存在します。また、伝統音楽や舞踏も重要な要素で、豊かな自然環境でアウトドアを楽しむことができるでしょう。

 

2.3アムパワット寺院でのアルム式(早朝の施し)

ルアンパバーンのワット・マイ・スワンナプームでは、毎朝早くから僧侶によるアルム式(早朝の施し)が行われています。地元の人々が施し物を捧げる様子を見学することができ、ラオスの宗教と文化を感じることができます。

ワット・マイ・スワンナプームは、ラオスのルアンパバーンにある美しい仏教寺院の一つです。ここでは、特に早朝に行われるアルム式が魅力的です。

毎朝、夜明け前になると寺院の僧侶たちは寺院の門から出て、町の道路に並びます。彼らは鉢を持ち、一列になって歩き始めます。これがアルム式の始まりです。村の人々は早起きして、米や食べ物、お菓子などを持って寺院にやってきます。そして、僧侶たちが通り過ぎる際に施しを行います。

この儀式は仏教の教えに基づいており、僧侶たちは食べ物や必需品を受け取り、町の人々は善行を積むとされています。ワット・マイ・スワンナプームの美しい環境と、このアルム式の神聖な雰囲気は、多くの観光客にとって感動的な体験となることでしょう。

ワット・マイ・スワンナプームでのアルム式に参加する際には、適切な服装やマナーだけでなく、写真撮影のルールにも注意することが大切です。僧侶や施しを行う人々に失礼にならないように、距離をとって静かに見学しましょう。フラッシュやシャッター音を使わないことも大切です。

3パクセー(Pakse):南部の自然とアドベンチャーの拠点

3.1自然の美とアドベンチャーが魅力のパクセー

自然の美とアドベンチャーが魅力のパクセ近郊:パクセーはラオスの南部に位置する都市で、周辺には自然の美しさとアドベンチャーの機会が豊富な観光スポットがあります。この地域は自然が豊かで、美しい景色や壮大な自然の観光スポットが点在しています。

自然の美
パクセから車で約1時間ほどのところにあるボロベン高原は、美しい山々、清澄な湖、広大な森林、草原など、多彩な自然の要素で溢れています。特に、日の出や日の入り時に山々が紅く染まる様子は、まさに絵画のような美しさです。また、シーズンによって変化する植物の色とりどりの風景は、訪れる人々の心を魅了し続けています。自然愛好家は、ハイキングトレッキングのルートを通じてこの美しい景色を探索できます。

アドベンチャー
一方、アドベンチャーシーカーにとっても、パクセ近郊は魅力的な目的地です。メコン川セドン川ではカヌーやカヤックを楽しむことができ、冒険心をくすぐる体験が待っています 。また、山岳スポーツ愛好家にとっては、タート・ファーンタート・ニュアンなどの滝を登ったり降りたりするキャニオニングが魅力的なオプションとなっています 。夏季には山岳地帯でキャンプを楽しむことも可能です。

3.2パクセーの宗教遺産: 寺院の美と精神性

ラオスのパクセー近郊は、自然美だけでなく、豊かな宗教遺産でも知られています。

① ワット・プー寺院: 厳粛な歴史と壮大な建築

ワット・プー寺院はパクセーから車で約40分ほどのチャンパーサックという町にある世界遺産の寺院です。この寺院は、紀元前5世紀に建てられたと言われており、クメール文化の歴史的な遺産を象徴しています。
ワット・プー寺院は、優美な仏像、彫刻、そして壮大な建築物で知られており、訪れる者に感動的な体験を提供します。寺院は緑豊かな山々と清らかな川に囲まれており、その景色も魅力の一部です。

ワット・サッカーイン寺院: 穏やかな雰囲気と美しい風景

ワット・サッカーイン寺院は、パクセーで平和で穏やかな雰囲気が広がる寺院の一つです。この寺院はワット・プー寺院の近くにあり、訪れる人々に静かな精神性と美しい景観を提供します。寺院の周りには緑豊かな森林と山々が広がっており、瞑想やリラックスに最適な場所となっています。

ワット・セーン寺院: 地元の信仰の中心

ワット・セーン寺院は、地元のラオス人にとって重要な宗教の中心地です。この寺院では、地元の信者が日々の祈りを捧げ、仏教の教えに従って生活しています。訪れる際には、地元の宗教的な儀式に参加する機会があるかもしれません。寺院の周りには地元の生活が広がっており、ラオス文化を深く理解するための貴重な場所です。

パクセー近郊の寺院は、その歴史的な価値、美しさ、そして宗教的な意義から訪れる人々に感銘を与えます。これらの寺院を訪れることで、ラオスの宗教と文化に触れ、精神性を高める素晴らしい機会を得ることができるでしょう。

まとめ

ラオスの主要都市にはそれぞれ独自の魅力があります。
ヴィエンチャンでは古代の歴史と現代の都市が交差し、ラオスの宗教と文化を感じることができます。
ルアンパバーンは美しい世界遺産の街並みが特徴で、ラオスの歴史的背景を垣間見ることができます。
パクセーでは自然の美とアドベンチャーが楽しめ、ボーリカム寺院などが訪れる価値のある場所です。サバンナケートはフレンドリーな町であり、古い寺院やシャム湾の美しい景色が魅力です。
ラオスの主要都市を訪れることで、文化と自然が融合した魅力的な観光スポットを堪能できるでしょう。

【ラオスでボランティア】suungのメンバーが語る田舎街の魅力

今回はラオスを支援している学生団体の一つ『suung』のメンバーの一人がラオスで行ったボランティアの体験談を記事にしてくださいました。 ラオスの田舎での貴重な体験が書かれていますのでぜひ最後までご覧ください。 学生団体『sunng』メンバーの体験談 ラオス__そこは私にとって安心と刺激を同時に感じられる場所だった。 2023年末から2024年始にかけて、ラオスの田舎町に行ってきました! 私が滞在したのは、ラオスの南部に位置するチャンパーサックという場所。 首都ビエンチャンを訪れたこともなければ、リゾート地のルアンパバーンに行ったこともない。だから、ラオスの全てを語ることなんてできません。 裏を返せば、ラオスの田舎町を旅の目的として行く人は多くないと思うので、参考までに私が田舎町で何を感じ、何を考えてきたのかをご紹介します! ラオスと地元の似ているところ 今まで8カ国に行ったことがありますが、1番地元を想起させたのがラオスでした。 夜空を見上げると星が瞬いていて、早朝から人が動いている。あたり一面を畑や川が埋め尽くしていて、自然が豊かであることを全身で感じられます。 閑散としすぎず、都会過ぎず。自然と共存している感じが地元にそっくり。 私はアジアとヨーロッパに滞在経験がありますが、ラオスを除くとほぼ全ての国で英語が通じました。 でも、ラオスの田舎ではほぼ通じません。 お店のメニューはラオ語だし、ゲストハウスの人も英語で会話はできない。 実は私の地元も英語が話せる人はあまりいないので、逆に安心しました。 おしゃれなオフィス街でバリバリ仕事する。英語を使って海外の企業さんとMTG。憧れるけれど、時折そんな理想に疲れてしまうことがある。 だけどラオスにも地元にも、何もない自分に確かな居場所があって、等身大の自分を愛せる雰囲気があるところが大好きなのかもしれません。 ラオスが持つ独特の雰囲気 言葉が通じなくても、ジェスチャーやGoogle翻訳でどうとでもなります。むしろ、お互いが目を見て話し、なんとか伝えようと理解しようと歩み寄るその瞬間に文化交流の尊さが感じられます。 ラオスは時計があまりありません。時間に追われて生きている雰囲気は微塵も感じられず、とにかくのんびりゆったりした温かい空気が漂っています。 だから、 ・人混みが苦手で、ひっそり自分と向き合う時間が欲しい人 ・色々なことに追われて疲れてしまった人 にはぜひオススメしたい場所。

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