ラオスは、美しい寺院や手つかずの自然が残る魅力的な国です。
しかし、まだまだインフラが整備途上のため、旅行前に通信手段についてしっかり準備しておく必要があります。(携帯が利用できないわけではありません)
本記事では、ラオス旅行で実際に使えるおすすめの通信手段を徹底比較。
eSIM、現地のSIMカード、ポケットWi-Fi、日本で事前に購入できるSIMカードなど、それぞれのメリット・デメリットを解説し、あなたの旅行スタイルにぴったりの通信手段を見つけるお手伝いをします。快適なラオス旅行のために、ぜひ参考にしてください！
1. ラオスの通信事情
ラオスでは、主要都市を中心に4Gネットワークが整備されています。
しかし、地方や山間部では繋がりにくい場所もあります。また、ホテルやカフェなどでは無料Wi-Fiを提供しているところも多いですが、セキュリティ面で不安が残るため、個人情報の入力などは避けるようにしましょう。
快適にインターネットを利用したい場合は、事前に信頼できる通信手段を準備しておくことをおすすめします。
2. ラオスで使える通信手段の種類
ラオスで利用できる主な通信手段は、以下の4種類です。
- eSIM
- 現地のSIMカード
- ポケットWi-Fi
- 日本で事前に購入できるSIMカード
それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
3.eSIM
eSIMは、スマートフォンに内蔵されたSIMカードのことです。
物理的なSIMカードを差し替える必要がなく、オンラインで手軽に購入・設定できます。
3.1メリット、デメリット
メリット
- 渡航前に購入・設定できるため、ラオス到着後すぐにインターネットが使える
- 物理的なSIMカードを持ち歩く必要がない
- 紛失や盗難の心配がない
- 複数のeSIMを保存できるため、複数の国を旅行する際に便利
デメリット
- eSIM対応のスマートフォンでないと利用できない
- 設定方法が少し複雑な場合がある
- 一部のeSIMは、テザリングに対応していない
3.2おすすめのeSIM会社
- Airalo (エラロ): 様々なデータ容量のプランがあり、必要な分だけ購入できます。
- Holafly (ホラフライ): データ無制限プランがあり、容量を気にせず利用したい方におすすめです。
3.3料金プラン例
| 会社名 | データ容量 | 有効期限 | 料金 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|
| Airalo | 1GB | 7日間 | 1,500円 | Airalo公式サイト |
| Holafly | 3.5G | 7日間 | 4,400円 | Holafly公式サイト |
※2024年 7月20日現在の情報です。最新情報に関しては公式サイトをご参考ください。
4.現地SIMカード
ラオスの空港や街中のショップでは、現地のSIMカードを購入できます。
主要な通信会社はUnitelとLao Telecomです。
4.1 メリット、デメリット
メリット
- データ通信量が多いプランがある: eSIMよりも大容量のプランがあるため、動画視聴やテザリングなど、データ通信をたくさん利用したい方におすすめです。
- 長期滞在する場合に便利: 有効期限が長いプランがあるため、数週間以上の滞在でも安心して利用できます。
- 現地で電話をかけたい場合に便利: 現地の電話番号が付与されるため、ホテルやレストランの予約、タクシーの配車などに便利です。
デメリット
- SIMカードの購入・設定に手間がかかる: 空港や街中のショップで購入する必要があります。また、設定方法が少し複雑な場合があります。
- SIMロックフリーのスマートフォンが必要: SIMロックがかかっているスマートフォンでは利用できません。
- 紛失・盗難のリスクがある: 物理的なSIMカードなので、紛失や盗難に注意が必要です。
4.3おすすめの通信会社
- Unitel: ラオスで最も利用者が多い通信会社です。通信速度が安定しており、繋がりやすいのが特徴です。
- Lao Telecom: Unitelに次ぐ規模の通信会社です。料金が比較的安く、お得なプランもあります。
4.4購入方法
- SIMカードを購入: Lao Telecomのショップまたは個人商店で購入できます。SIMカードは10,000キープ（約125円）程度です。
- 電話番号に課金(トップアップ):
- 課金用カードを使う: 削ってコードを入力して課金する方法です。
※SIMフリーの携帯を準備する必要があります。
5.ポケットWi-Fi
ポケットWi-Fiは、1台で複数のデバイスをインターネットに接続できるモバイルルーターです。
SIMフリーでないスマートフォンや、パソコン、タブレットなど複数のデバイスを同時に利用したい方におすすめです。
5.1.メリット、デメリット
メリット
- 複数のデバイスを同時に接続できる: 家族や友人と旅行する場合に便利です。
- SIMロックフリーでなくても利用できる: SIMフリーでないスマートフォンでも、Wi-Fi接続でインターネットを利用できます。
- セキュリティ面で安心: 公衆Wi-Fiよりもセキュリティが高く、安心して利用できます。
デメリット
- レンタル料金がかかる: 毎日または一定期間ごとにレンタル料金が発生します。
- バッテリーの持ち時間に注意が必要: 長時間使用する場合は、モバイルバッテリーなどを持参しましょう。
- 紛失・盗難のリスクがある: 機器を持ち歩く必要があるため、紛失や盗難に注意が必要です。
5.3.おすすめのレンタル会社
- イモトのWiFi: 海外WiFiレンタルの大手。ラオスでも安定した通信を提供しています。
- グローバルWiFi: 世界中で利用できるポケットWi-Fiを提供しています。日本語サポートも充実しています。
5.4.料金プラン例
| 会社名 | データ容量 | レンタル料金 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
| イモトのWiFi | 無制限 | 1日あたり 980円～ | イモトのWiFi公式サイト |
| グローバルWiFi | 無制限 | 1日あたり 1,070円～ | グローバルWiFi公式サイト |
※2024年 7月20日現在の情報です。最新の詳細は公式サイトをご参照ください。
5.5.レンタル方法
レンタル方法
各社のウェブサイトから予約し、出発前に自宅や空港で受け取ります。帰国後は、空港の返却カウンターまたは郵送で返却します。
注意点
- 事前に予約しておきましょう。
- レンタル料金以外に、保証料やオプション料金が発生する場合があります。
- バッテリーの持ち時間を確認し、必要であればモバイルバッテリーを持参しましょう。
- 紛失・盗難に備えて、保険に加入しておくことをおすすめします。
6.目的に合ったおすすめの通信手段
ラオス旅行での最適な通信手段は、旅行のスタイルや期間、データ利用量によって異なります。ここでは、いくつかのケース別におすすめの通信手段をご紹介します。
短期旅行の方
- eSIM (Airaloなど): 短期旅行の場合、手軽に利用できるeSIMがおすすめです。必要なデータ容量に合わせてプランを選べます。
長期旅行の方
- 現地のSIMカード (Unitelなど): 長期滞在する場合は、現地のSIMカードの方がお得な場合があります。大容量プランや、現地で電話をかけられるプランもあります。
データ通信量が多い方
- 現地のSIMカード (Unitelなど): 動画視聴やテザリングなど、データ通信量が多い場合は、現地のSIMカードの大容量プランがおすすめです。
- ポケットWi-Fi: 複数のデバイスで同時に利用したい場合や、大容量のデータ通信が必要な場合は、ポケットWi-Fiも検討してみましょう。
複数人で利用したい方
- ポケットWi-Fi: 1台のポケットWi-Fiで複数のデバイスを接続できるため、グループ旅行に最適です。
コストを抑えたい方
- eSIM (Airaloなど): eSIMは、物理的なSIMカードを購入するよりも費用を抑えられる場合があります。
- 現地の無料Wi-Fiを併用する: ホテルやカフェなどの無料Wi-Fiを積極的に利用することで、データ通信量を抑えられます。
7.まとめ
自分にあった通信手段を選んで、快適なラオス旅行を楽しんでください！！